「混合診療」の拡大について思う事

いつも当店をご利用頂き誠にありがとうございます。すっかり梅雨入りしてお天気のよくない日が続いていますが、如何お過ごしでしょうか?健康茶屋スタッフの宮本です。

さて、今日は少し気になるニュースについて書いてみたいと思います。


混合診療拡大へ 患者の利益優先で制度設計を


このニュースです。皆様はどのようにご覧になられているのかとても気になる所です。当店では雲南紅豆杉(学術名:タキサス)を中心に、健康にまつわる商品をいくつかお取扱いさせて頂いているのですが、日頃からよく紅豆杉を飲まれるお客様から「これ、かかりつけのお医者さんにも相談したほうが良いですか?」と聞かれます。

当店をご利用いただいているお客様の感じですと、お医者様に相談されている方はかなり少数なように感じます。というよりも、そもそも癌などの生命にかかわる重病を除き、医者にかかっているほとんどの方は十分に医師への相談やアドバイスをもらう為のコミュニケーションが不足しているように思います。

現在の医療制度にも問題点はあるのでしょうが、朝から多くの患者さんが訪れ、1日に何十人も診察される医師にとっては1人の患者にさける時間も限られてくるのはある意味仕方がない部分もあります。限られた時間で状態を診察し、話を聞き、薬の種類と量を決めて処方する。これの繰り返しが現代の日本の医療の多くを占めている気がします。

混合診療という言葉を最近目にすることが増えましたが、そもそも医療保険が適用される医療と対象外の医療を併用しての医療行為はこれまで法律で禁止されてきました。今回のニュースはそれができるようになる可能性がある、という理解をしているのですが、本来、患者の状態は個人個人に差があってどれも同じ原因ではないはずです。

よって医療行為の選択肢が広がることはとても喜ばしい事ですが、一人の患者に時間をかけすぎては医師は他の患者を診ることができなくなる、という問題点は物理的に改善のしようがありません。

そこで私が不安に感じることは、、、

[check] 患者が希望した治療を医師が本当に受け入れてくれるのか?
[check] 医師が新たな治療行為の見識を深める時間や学ぶ制度も必要なのでは?
[check] 先端医療や海外メーカーの新薬、西洋医学の治療ばかり優遇され、東洋医学のような治療は受け入れられるのか?
[check] 医師が患者に説明し承諾を得る、とあるが本当にそんなに丁寧なオペレーションが可能なのか?


などなど。書き出したらキリないのです。この制度の趣旨や理想には共感できますが、実際に運用するには数々の問題も孕んでいるような気もしますし、海外の製薬メーカーの安全かどうかもよくわからん新薬や治療法が氾濫した場合どーすんだ?みたいな不安はぬぐえません。今後も注視しておきたいニュースですね。

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