経皮毒が何故怖いのか?について

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さて、本日は「経皮毒」に続きについて書いてみようと思います。

近年、リウマチや繊維筋痛症などの自己免疫疾患が増加傾向にあります。また、子供の自閉症や多動症、アトピーなども実は 経皮吸収によって知らないうちに毒物を体に溜めこむことが原因である という興味深い書籍を見つけましたのでそちらを引用しながらご紹介したいと思います。

何故、皮膚から毒物が入ってくるのか?

肌の構造

私達の皮膚は弾力性や耐水性に優れ、外からの衝撃や暑さ寒さ、紫外線や有害なウィルスなどから保護する枠割を本来持っています。

肌の表面は皮脂で覆われ、その下には何十層にも及ぶ角質層があり、その下に真皮、皮下組織と呼ばれる大切な役割を持つ器官があります。

通常ですと、経皮から毒物(化学物質など)が皮膚から入ってくることはありませんが、私たちが日常的に使うものの中で、この皮膚バリアを無効化してしまう恐ろしい成分があるんです。

化学物質

答えは、「合成界面活性剤」 や 「皮脂溶解剤」 と呼ばれる化学物質です。代表的なものですと、、、プロピレングリコール や ラウリル硫酸ナトリウム という成分がそれにあたります。

これはあえて皮膚のバリアを取り除くために開発された成分です。化粧品やシャンプー、洗剤など日用品の様々な所で広く使用されています。



この成分が私達の体を外敵から守る為のバリアを取り除いてしまう為に、毒物が簡単に体の内部に入ってしまうそうです。また、恐ろしい事に問題はシャンプーやリンス入浴剤やローション、化粧品や歯磨き粉に至るまで、この合成界面活性剤や皮脂溶解剤が入っている事、これが経皮毒の危険性が声高に叫ばれる理由です。

皮膚から入った毒物はどうなるのか?

皮膚から侵入する毒物は角質層の薄い部分ほど良く浸透します。プロピレングリコールやラウリル硫酸ナトリウムといった化学物質は分子量(物質の大きさを表す)が非常に小さいので細胞膜や細胞の隙間からも浸透します。

通常は体内の 代謝酵素 の働きで排出する機能がありますが、皮膚の表面では肝臓などの器官に比べて実に10%程度の排出能力しかないと言われています。よって、使えば使う程に徐々に体内に化学物質が蓄積されていく結果となります。

また、細胞を守る細胞膜は主にリン脂質という成分でできている為、水分の侵入は防ぐのですが、脂溶性の物質であるこれらの化学物質は細胞内に取り込んでしまうのです。

肌荒れや吹出物

主に有害化学物質は 脂溶性 という特徴を持っているものが多く、日用品に使われている石油化学物質や農薬なども脂溶性です。つまりこれらの毒物は主に皮下脂肪などに蓄積されやすい傾向があります。

少し太り気味な方で急激なダイエットをした後に顔や脇の下、膝の裏などにブツブツの発疹が出たりするのは、脂肪に蓄えられていた有害物質が血液中に回った結果、起こるそうです。

また、人間の脳もその60%が脂肪でできています。多くの神経細胞がある脳内に脂肪に溶け込んだ化学物質が侵入するなんて、近年の子供に自閉症や多動症、学習障害、うつなどが増えている事とも関係があるのかもしれません。


大切な事は・・・

如何でしょうか?今回は少し長文になってしまいましたが、病気を治すということは勿論重要な事ですが、病気にならないようにする為の知識や努力、といった事もまた重要なのだと思います。では今日はこの辺で。


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