血虚（けっきょ）とはどんな症状？

血虚（けっきょ）とは一言にいうと「血」が不足している状態を指します。西洋医学で血が足りないという考え方は血液中のヘモグロビンの不足を指しますが、東洋医学では体内の隅々まで栄養を送ったり老廃物を出してくれる血が足りない、という考え方です。体内の血が足りないために、血行不良が起こりエネルギーが足りないという事ですね。

原因

症状としては疲れやストレス、冷え症などで新陳代謝が低下し体のエネルギーが不足が深刻化したり、胃腸の働きが悪く食べ物などから栄養がキチンと吸収されてない為に、「血」が体内で作られないなどが挙げられます。

放置すると？

肌荒れ、小じわなどの肌トラブル
抜け毛や枝毛
爪が割れやすい
めまい、立ちくらみ
生理不順
便秘
不眠症

などの症状が現れることがあります。虚血は細身の方に多く見られますが、そうでない方も十分にかかる可能性がある状態です。特に女性は毎月、生理による出血があり男性よりも血が不足しがちです。さらに偏食や食生活が乱れている方は、血を作る為の栄養が行き届かずに血が不足しやすいとされています。

改善方法は？

まずはバランスの良い食事を

食生活に不安がある場合は何よりもまず改善しましょう。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取する事が大切です。一度にたくさん摂るのではなく、少しづつ多種類に少しづつ摂る事を心がけてください。

プルーン、なつめ、クコの実、緑黄色野菜、黒豆、ひじき、黒ごま、きくらげ、レバー、鶏肉、牛肉の赤身、まぐろ、かつおなど。

早寝早起きの規則正しい生活習慣を

血は夜寝ている時に作られます。その為にも十分に睡眠を取る事はとても大切です。また深い睡眠を促す為にも、寝る前にパソコンを使ったり仕事の書類を作成などは控えましょう。就寝前には交感神経よりも副交感神経優位なリラックスした状態を心がけてください。

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