2013.09.20
カテゴリ:病気・症状別
高血圧について
現在、日本の血圧標準値は最高血圧が140未満で最低血圧が90未満となっており、これは世界保健機構(WHO)の基準とも一致しています。
ただ、WHOでは最高140~160、最低90~95の場合を必ずしも高血圧と断定しておらず、境界域高血圧といって注意を要する数値としています。
血圧は常に変動していますので、一時的に高くなった場合はさほど心配はいらないです。
高血圧は3つのタイプに分かれる
高血圧には、原因のわからない本態性、腎臓に原因のある腎性、ストレスなどによる精神性と3タイプに分けることが出来ます。
本態性高血圧は、血の滞りで起きる瘀血(おけつ)タイプ、腎性高血圧は水分代謝が悪い水毒タイプ、精神性高血圧は気のめぐりが悪い気のタイプと考えられて治療が行われています。
瘀血タイプ
3つのタイプの中でももっとも多く見られるのが、瘀血タイプで、吹き出し物が多く、目が充血したり、のぼせぎみだったりすることが多いようです。
後頭部の髪の生え際に赤いシミや、吹き出物が出来ている場合は、発作の前触れの場合があるので注意が必要です。
夜更かしをするとのぼせが強くなるので、早寝早起きを心がけることが大切です。
水毒タイプ
水毒タイプの高血圧は、中高年に多く老化と共に腎の機能が弱るために起きるものです。
足腰が弱く、口が渇き、夜間によくトイレに行くなどの傾向があります。
腎を丈夫にして、水分代謝を改善することが重要です。
気のめぐりが悪いタイプ
ストレスによる高血圧で、精神的不安が強く、動悸、不眠などを伴う場合が多いです。
精神に余裕を持つことを心がけましょう。
不安感を取り除くと、高血圧も改善していきます。